空手界で“かわいすぎる空手家”として注目されている植草歩さん。
実力もビジュアルもトップクラスで、テレビやSNSでもよく見かけますよね。
そんな彼女の強さの秘密、気になりませんか?
実はそのヒントは「流派」にあるんです。
今回は、植草歩さんが学んできた空手の流派「松濤館流(しょうとうかんりゅう)」について、初心者にもわかりやすく解説していきます!
他の流派との違いや、彼女の戦い方への影響なども深掘りするので、「空手って何?」という方でも楽しめる内容にしてますよ〜!
ではさっそく見ていきましょう!
植草歩ってどんな選手?まずはプロフィールをチェック
さて、「植草歩さんの流派が知りたい!」って人も、まずはどんな選手なのかサクッとチェックしておきましょう。
植草 歩(うえくさ あゆみ)
1992年生まれ、千葉県出身。8歳から空手を始め、帝京大学在学中に日本代表入り。
全日本空手選手権4連覇、世界選手権優勝など数々のタイトルを獲得。2021年東京五輪に出場し、2024年に現役引退。
現在は『la farfa』専属モデル兼、日体大柏高校 空手部監督として活動中。空手界の“女王”として知られる存在。
名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らない…って人、けっこう多いんですよね。
実は彼女、空手界では超スゴい人なんです。
日本の空手会を牽引!世界が認める実力
植草歩さんは、1992年7月25日生まれ、千葉県出身の空手選手です。
空手を始めたのは小学3年生のときで、幼馴染に誘われて空手道場にいったのがきっかけに。
そこからメキメキと実力を伸ばして、大学時代にはコロンビア(サンティアゴ・デ・カリ)で行われたワールドゲームスで、みごと金メダルを獲得してます。
そして2015年の日本空手道選手権大会では、女子個人組手で初優勝しました!
2016年には皇后盃が下賜された初めての大会では連覇し、2017年も優勝して3連覇をし、その後はなんと大会史上初の4連覇を成し遂げました。
ちなみに、彼女の得意技は“突き”と“蹴り”のスピード&タイミング。これがまたキレッキレなんです…!
可愛さと強さを兼ね備えた空手女子の代表格
メディアにもよく登場するので、空手を知らない人でも「あ、この人見たことある!」となるのが植草さんのすごいところ。
スポーツ番組だけじゃなく、バラエティやCMでも活躍していて、インスタのフォロワーも多めです。
「強くて、美しくて、明るい」って、まさに現代的な武道家って感じですよね。
ただの“アスリート”ではなく、“人としても魅力的”だからこそ、多くのファンに愛されているんだと思います。
植草歩の高校までの流派は「剛柔流」!その特徴とは?
「で、結局 植草歩さんの流派ってどこなの?」って思った方、お待たせしました。
結論から言うと、彼女の流派は 「剛柔流(ごうじゅうりゅう)」 です。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、この“剛柔流”こそが、彼女の強さを支えている柱のひとつ。
名前のとおり「剛」と「柔」、つまり力強さとしなやかさを兼ね備えたスタイルなんです。
「剛柔流」ってどんな流派?ざっくり解説!
剛柔流は、沖縄をルーツにもつ伝統的な空手の流派のひとつ。
昔から「型(かた)」をとても大事にしていて、ただ攻めるだけじゃなく、“受け”や“呼吸法”にも重きを置いているのが特徴です。
ざっくりいうと、
- パワーだけじゃなく、しなやかな動きも大切にする
- 攻撃と防御のバランスが良い
- 精神統一や集中力を重視する
こんな感じの流派です。
実際、剛柔流では「サンチン」や「サーセン」といった独特の型があり、動きの中に“止め”や“間”を生かすのが特徴的。
見てるだけでもカッコいいんですよね、あの独特の緊張感。
剛柔流が植草歩に与えた影響とは?
植草さんの試合を見ると、「あ、この人ただの攻撃型じゃないな」って感じる瞬間があります。
実はこれ、剛柔流で学んできた“受け”や“間合いの感覚”がベースにあるんです。
無駄な動きをせず、相手の動きに合わせて的確に反応する…まさに“剛”と“柔”の融合。
だからこそ、相手のスキをついて一瞬で決める“突き”がめちゃくちゃ速くて正確なんです。
見た目は華奢でも、その中に鋼のような芯がある——これが剛柔流で育った植草歩さんの強さの秘密かもしれませんね。
植草歩の大学からの流派・松濤館流とは?
「剛柔流は、わかったけど、松濤館流って何が違うの?」
ってなりますよね。植草歩選手が大学から学んだのが、松濤館流です!
松濤館流とは?基本を押さえよう
松濤館流は、日本の空手四大流派のひとつ。創始者は**船越義珍(ふなこし ぎちん)**という人物で、彼は沖縄で様々な流派を習得して、日本本土に広めたパイオニア。
この流派の特徴は、ズバリ「直線的な攻撃」と「力強く安定した動き」。まっすぐ鋭く突くパンチや、しっかりとした足さばきによる蹴りが魅力なんです。派手さよりも、合理的で洗練された技を重視するスタイルですね。
「つまり、無駄な動きはなし!最短距離で攻めるシンプル&パワフルな空手ってこと?」
そうなんです!これが松濤館流の強さの秘密のひとつ。植草選手も、この流派の技術を活かして世界レベルの試合で勝ち抜いてきたわけですね。
植草歩と松濤館流の関係
植草選手は大学から松濤館流の空手を学び、そのスタイルを徹底的に磨いてきました。彼女の試合を見ていると、松濤館流の特徴が色濃く表れているのがわかります。
例えば、彼女の鋭い突きや正確な蹴り。これらは、松濤館流の基本を忠実に守りながら、よりスピーディーに進化させたものなんです。そして、試合での立ち回りも無駄がなく、相手に的確にダメージを与える戦い方ができるのは、この流派の影響が大きいから。
「なるほど、だから植草選手の攻撃は力強くてキレがあるのか!」
まさにその通り。シンプルだからこそ、極めれば最強になる。そんな魅力が松濤館流にはあるんですね。
他の空手流派と何が違う?植草歩が学んだ剛柔流×松濤館流の魅力とは?
実は植草歩さん、幼少期から続けてきた剛柔流に加えて、大学時代には**松濤館流(しょうとうかんりゅう)**も本格的に学んでいます。
つまり彼女は、2つの流派の“いいとこ取り”をしてきた、かなりレアなタイプなんです。
この2流派の特性を比べてみると、彼女の戦い方の深みがよくわかってきますよ!
剛柔流と松濤館流、それぞれの特徴をざっくり整理!
流派 | 特徴 | 植草選手にどう活かされている? |
剛柔流 | 呼吸・型重視、柔と剛のバランス、重心が低い | 間合いや受けのうまさ、精神面の強さに◎ |
松濤館流 | 直線的な動き、突きの威力重視、スピード感ある移動 | 攻撃力の鋭さや一瞬の爆発力に◎ |
剛柔流は「内側を鍛える」武道的な側面が強く、松濤館流は「試合で勝つ」ための合理性を持ったスタイル。
植草さんはこの**“伝統”と“競技力”の両方**を、自分の中に融合させているんです。
ハイブリッド型だからこそ、試合で強い
「相手との距離感の詰め方がうまいな」とか「攻めに切り替える瞬間が早すぎる」と感じたことがある人、それ、まさに流派の融合のたまものです。
剛柔流で培った**“型の軸”**があるからこそ、松濤館流のような“直線的スピード勝負”にも安定して対応できる。
一見、真逆にも思える2つの流派をちゃんと自分の中で消化して、自分のスタイルとして確立しているのがすごいところなんです。
だから植草歩は、読めない
相手からしたら「来るぞ…来るぞ……えっ今!?」って感じなんですよ。
呼吸を感じさせない間合いの取り方も上手いし、打つときは一気に突きが伸びる。
剛柔流の「精神的な強さ」と松濤館流の「技の鋭さ」が合わさることで、植草歩さん独自の“読みにくさ”が生まれてるんです。
このように、剛柔流と松濤館流という2つの流派を身につけていることで、植草歩さんはまさに**「空手界のハイブリッドアスリート」**といえます。
植草歩の強さの秘密は“型”と“メンタル”にあった?
「あの人、なんであんなに安定して強いの?」って思ったこと、ありませんか?
単に筋力やスピードだけじゃ、あの強さは出せないと思います。
実は植草歩さんのベースには、“型”と“メンタル”という、超・地味だけど超・大事な2本柱があるんですね。
まず「型」って何?なんでそんなに重要なの?
空手の「型」って、簡単に言うと“技の組み合わせを順番通りに演じるもの”です。
ダンスの振り付けっぽいけど、もっと武道的で、一つひとつの動きに意味と殺気があります。
植草さんが最初に学んだ剛柔流では、とくにこの「型」が超重要視されていて、
- 重心の安定
- 呼吸の使い方
- 攻防の切り替え
といった“空手の基礎力”が、この型を通じて体に染みついていくんだと思います。
つまり、彼女の「どっしり感」や「試合中のブレのなさ」は、地味〜な型稽古の積み重ねから来てるってわけですね。
メンタル面も超一流。勝負所で崩れない理由
それに加えて注目したいのが“メンタル”の強さ。
空手って一瞬の判断ミスが命取りになる競技だから、心のブレは勝敗に直結するんです。
植草さんは、
- 大舞台でも自分のリズムを崩さない
- 相手のペースに流されず、自分から“間”をつくれる
- プレッシャーをむしろ集中力に変える
といった、いわゆる勝負師のメンタルを持ってます。
これも剛柔流で学んだ「呼吸を整える」「心を制する」みたいな武道的思考が活きている部分だと思います。
そこに松濤館流の“勝つための集中力”が加わってるから、ほんと隙がないんですよねきっと。
強さは「裏の努力」でできている
派手な突きやキレのある蹴りもカッコいいけど、それを支えてるのは、型の正確さや精神のコントロールといった“見えない部分”。
植草さんの強さって、「目に見えない基礎力」がめちゃくちゃしっかりしてるからこそ、どんな場面でも崩れないんですね。
まとめ|流派を知ると、植草歩がもっと面白くなる
空手界の女王・植草歩さん。彼女の強さの裏には、**「剛柔流」と「松濤館流」**という2つの流派がありました。
一見対照的なこの2つを、自分の中で消化し、融合させたからこそ、
- 相手の動きを読んで“受ける”力(剛柔流)
- 一瞬で決める“攻め”のスピード(松濤館流)
の両方を併せ持つ、まさに“理想の空手スタイル”を作り上げたんですね。
さらに、どっしりとした型の積み重ねと、勝負所で崩れないメンタルの強さ。
それらすべてが合わさって、「植草歩」という唯一無二の選手が生まれたわけです。
「空手って突きと蹴りだけじゃないんだな」
「流派を知ると、戦い方まで見えてくるんだな」
そんなふうに思ってもらえたら嬉しいです。
最後に、植草歩さんのこれからの活躍もにも、ぜひ注目してみてくださいね!
年 | 出来事 |
---|---|
1992年 | 千葉県で生まれる |
2000年 | 8歳で空手を始める(剛柔流) |
高校時代 | 国体優勝 |
2012年 | 東アジア選手権 優勝 |
2014年 | 世界学生大会 優勝 |
2015〜2018年 | 全日本空手選手権 4連覇 |
2016年 | 世界空手道選手権 優勝 |
2018年 | アジア競技大会 金メダル |
2021年 | 東京オリンピック出場(7位) |
2024年 | 現役引退、『la farfa』専属モデル就任、日体大柏高校監督に就任 |
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
もし、記事の間違いなどあったらゴメンなさい汗。