学費が「昼間の半分」の大学5

学費が「昼間の半分」の大学。それでも不安が消えない私の正直な胸の内

(大学進学とお金の悩み・第2話)

前回の記事では、娘の大学進学を前に「お金がない」という、かなり正直な気持ちを書きました。

読んでくださった方、本当にありがとうございます。

その後、娘とこれからの進路について話していたときのことです。娘が少し遠慮がちに、でも真剣な表情でこう言いました。

「お父さん、こういう夜間の学部なら、私でも通えるかもしれないよ」

娘が自分で調べてくれたのは、「夜間部(第2部)」という選択肢でした。

調べてみると、昼間の学部に比べて学費はおよそ半分。一瞬、暗かった視界が少しだけ明るくなったような気がしました。

でも、実際に電卓をたたいて具体的な数字を出してみると、心に浮かんできたのは

「半分になっても、やっぱり大金だな……」

という、正直な不安でした。

今日は、少し光が見えたからこそ突きつけられた現実と、私が新しく立てた目標についてお話しします。

娘が教えてくれた「夜間部(第2部)」という道

学費が「昼間の半分」の大学1

「お父さん、こういう選択肢もあるみたいだよ」

娘がスマホで見せてくれたのは、都内にある私立大学の夜間部の募集要項でした。

正直に言うと、私はこれまで「夜間」と聞くと、

  1. 昼間よりランクが下がる
  2. 仕事をしながら通う大変な場所
  3. どこか暗いイメージ

そんな先入観ばかりを持っていました。

でも、実際に調べてみると、今の夜間部は昔の印象とはかなり違っていました。

  1. 昼間の学部と同じ教授の講義を受けられる
  2. 卒業すれば、昼間と同じ「大学卒業」の学位がもらえる
  3. そして何より、学費が昼間の学部の約半分

娘はきっと、私に負担をかけないように、必死で調べてくれたんだと思います。

学費の一覧表を見たとき、手が少し震えたのを覚えています。それと同時に、ほんの少しだけ呼吸が楽になりました。

「これなら、もしかしたら……」

暗闇の中に、細い光が差し込んだような気がしました。

毎月「約4万円」という現実的な重み

学費が「昼間の半分」の大学2

昼間の学部の半分とはいえ、4年間で約200万円。

確かに、最初に想定していた金額から考えれば、大きな減額です。

でも、月々に直してみるとどうでしょう。

年間で約50万円。つまり、毎月およそ4万円を払い続ける必要があります。

今のギリギリの家計を考えると、この4万円は、食費や光熱費を少し削ったくらいでは到底どうにもならない金額です。

「安くなってよかった」「これで安心」と、手放しで喜べる余裕はありません。

むしろ、毎月通帳の残高を確認して、不安で胸がざわつく自分の姿が、はっきりと想像できてしまいました。

選択肢が具体的になったからこそ、

なんとかなる」ではなく、「なんとかしなきゃいけない

そんな現実を、改めて突きつけられた気がします。

私が目指す「月3万円」という目標

学費が「昼間の半分」の大学3

夜間部という選択肢のおかげで、学費は確かに半分になりました。

それでも、毎月4万円を捻出するのは、今の家計では決して簡単ではありません。

そこで、私は一つの目標を立てました。

このブログで、月に3万円を稼げるようになることです。

5年間、ほとんど収益が出なかった私にとって、月3万円は正直とても高い壁です。

それでも、もしこのブログで月3万円を補えるようになれば、娘に「お金の心配はしなくていいよ」と、少しは胸を張って言える気がしています。

転職が怖くて立ち止まっている時間があるなら、不器用でもいいから、このブログを「娘の学費を生み出す場所」に変えていきたい。

1年後、娘が笑顔で大学の門をくぐり、私自身も「あのとき諦めなくてよかった」と笑っていられるように。

今日もまた、小さな一歩を踏み出そうと思います。

おわりに

学費が「昼間の半分」の大学4

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

娘の提案で見つけた「夜間部」という道。学費が半分になっても、不安がゼロになったわけではありません。

ただ、不思議なことに、以前のような「どうしようもない絶望」ではなく、少し前向きな緊張感に変わってきました。

月3万円という目標は、今の私にとっては、エベレストのように高い壁かもしれません。

それでも、もう迷うのはやめようと思います。

もし、あなたも「自分には無理かも」と諦めそうになっているなら、この不器用な挑戦が、何かのきっかけになれば嬉しいです。

娘の未来と、私自身の再挑戦。
これからも、ありのままの過程を綴っていきます。

また次回の記事でお会いしましょう。

最後に、私が勇気をもらった本については、こちらの記事で詳しく書いています。

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